Special Interview
人はだれも人生の主役。
さまざまなMyStoryを生きています。
真摯に進む人、大らかに笑う人、立ち止まり考える人、諦めない人、悩みもだえる人、穏やかにほほ笑む人…どんな姿も美しい。
そんなAgeWellを目指して生きるあの人に訊くMy AgeWell Story
第4回
鈴木尚子さんインタビュー
周りにも⾃分にも
「愛」を持って
「今」を⽣きる(前半)
AgeWellマスターナビゲーターでもあり、現在LSC Academyライフデザインスクール校⻑の鈴⽊尚⼦さんに、AgeWellな⼈⽣を送るためのヒントをお伺いいたしました。
ゲスト 鈴⽊尚⼦:尚 インタビュアー 内⼭尭未:なみ
アテンド 秋⼭陽⼦:よう 神代直⼦:くま
⾃分を乗り物に例えるなら潜⽔艦。今は、深いところにい て、静かで穏やか。
なみ:AgeWell Livingの講座でもやる懐かしい質問です。ご⾃⾝を乗り物に例えるとしたら何ですか?以前は「ジャンボジェット」とか「ランボルギーニ2台持ち」とか⾔っていましたよね。
尚:今、ピンときたのは、潜⽔艦です。潜⽔艦については、よく知らないのですが。今の私って、ずっと家にいて仕事をすることが多いんだけれども、その感覚が、「深いところにいて、静かで穏やか」そこが潜⽔艦に似ているのかもしれません。今、本当に静かで、誰にも邪魔されない感覚があるんです。不安や恐れがない。以前は、激しい部分もあったのですが、今はなくなりましたね。みなさんからしたら、ランボルギーニが⼀番私らしいって感じられるんじゃないかな(笑)でも、⼈って、⾊んなことを乗り越えたら、物理的な華々しさみたいなものが、いらなくなるんだと思います。
愛とは信じて⾒守ること。⼈それぞれの「課題」や「学び」を奪わず、信じて待つ。
引⽤:「AgeWell LivingワークブックP8」
なみ:AweWellのテキストにもありますが、(今の⾃分の状況を表すなら)⼥へんの横に何が⼊りますか?かつては、お姫様の「姫」とか「楽」って⾔ってましたよね。
尚:⼥へんに・・・・・⾜ですかね。「⼗分満ち⾜りている」って感覚です。「地に⾜がついている」というのもあるかもしれないですね。
よう:姫からの変化がすごいです(笑)
なみ:尚さんをよく知っている⼈と尚さんって「愛の⼈だよね」って話になります。唐突に哲学的な質問なんですけど、尚さんにとって、愛とは何ですか。
尚:「信じて⾒守ること」それに尽きると思います。
なみ:それを感じて、たくさんの⼈がついていくのでしょうね。
尚:でも、以前は(他の⼈のことを)信じていなかったと思います。⾃分のことでさえも信じていないから。(誰かが困っていたら、)先回りしてなんかしようとしたり、⼼配で⼿を出そうとしたり。それは⼦供だけじゃなくて、部下とか、お客様に対しても、「やってあげなきゃ」みたいに思っていました。そういうのがあったと思うのですが、今は全くないですね。(⼈は)それぞれに、「課題」とか「必要な学び」っていうのがあると思うから。だからそれを奪ったりせず、信じて待つしかない。
くま:待つって1番難しいと思うんですけど、どんなことを⼼がけていらっしゃいますか?
尚:(相⼿が)「いつかそうなる」と思っているから、(逆に⾔うと)待ってないのかもしれません。今までは「待つ」というよりも、「ほらほら、いつやるの!」と急かしていたようなところもあるんですけど(笑)今は、待ってる間に⾃分は全然違うことやってますね。私は(相⼿に)執着せず、全然違うことをしてます。「私も私のことやってるから、(後から)報告に来てね」と。相⼿が「できました」と⾔ってきてくれたら、「そうだよね、できるよね」と⾔う。でも、これを⾔えるようになったのは最近のことです。
よう:「待ってない」っていう⾔葉が、とても腑に落ちました。尚さんっぽいなあと。
(後半へ続く)